のらぼう菜は冬から春にかけてあまり広くない範囲で出回る野菜です。
ただ、一般的にあまり見かける機会もないので、のらぼう菜ってどうやって食べるの?食べ過ぎても大丈夫?あく抜きは必要?など気になりますよね。
そこで今回はのらぼう菜を家庭菜園で育てていて、管理栄養士でもある私が徹底解説します!
のらぼう菜って甘味もあってとっても美味しくてついつい食べ過ぎてしまうほどなんですよ~。
のらぼう菜は食べ過ぎ注意?
大量ののらぼう菜が置かれているお山の食卓。(採れすぎて困っているらしいw) pic.twitter.com/Y5mdTRMP8g
— ごんぞう@𓎼𓍯𓈖𓊃𓍯𓅱 (@gonzou_cd) April 19, 2021
冬から春に収穫されるのらぼう菜、私は菜園アドバイザーが教えてくれる【シェア畑】 でのらぼう菜を栽培していますが、わんさか収穫できるんです!
そこで気になるのがこんなに毎日のらぼう菜を食べても大丈夫なのかな?ということ。
食べ過ぎるとどうなるのか気になったので調べてみました。
結論を言うと、普通に食事をする範囲であれば食べ過ぎても大丈夫!
ということで、我が家でも日々大量に美味しく食べています♪
茹でたり炒めたりすると結構な量をペロリと食べられちゃうんです。
当たり前ですが、のらぼう菜は野菜なのでそれなりの食物繊維を摂取することになるので食べ過ぎると快便になるので注意かも?
そしてこの後ご紹介するのらぼう菜のふりかけは美味しすぎてご飯の食べ過ぎになるかもしれません(笑)
のらぼう菜でアレルギーに!?
のらぼう菜を食べ過ぎると気になるのがアレルギーの発症ですが、アレルギー28品目にのらぼう菜は含まれておらず、アレルギーになる可能性は低いと思われます。
実際私は管理栄養士として病院や保育園で勤務していましたが、野菜のアレルギーは見たことがありません。
ただ、のらぼう菜はアブラナ科なので、同じアブラナ科であるブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、ケール、白菜、ルッコラ、大根、わさび、クレソンなどを食べて体調を崩したり違和感を感じる人は、のらぼう菜は食べ過ぎないようにしておくと安心かもしれませんね。
のらぼう菜はどんな野菜?
のらぼう菜は出回る時期も限定的で、スーパーでもあまり見かけない野菜なので詳しく知らない人も多いと思います。
実は私も畑で栽培する前は知りませんでした・・・。
のらぼう菜は前述の通り、アブラナ科の一種で、のらぼう菜のつぼみは菜の花として売られていることもあります。
本来、菜の花という特定の植物はなく、一般的には、アブラナ科アブラナ属すべての花のことをいいます。
引用元:農林水産省
意外と知らずに菜の花として食べていたかもしれませんね。
のらぼう菜の食べ方は?
のらぼう菜の食べ方をご紹介します。
のらぼう菜はあく抜きが必要?
のらぼう菜はえぐみ成分であるシュウ酸・硝酸の含有量がほうれんそうに比べ少ないので、あく抜きせずにそのまま食べることができます。
のらぼう菜の糖分はほうれん草より多いので甘味もあって美味しい野菜です!
引用元:農研機構
のらぼう菜は生でも食べれる?
のらぼう菜は生でも食べられます!
茎は生だとちょっと繊維っぽい感じが気になるので、生でサラダやサンドイッチに入れるならのらぼう菜の葉の部分がおすすめです。
のらぼう菜の人気レシピ
我が家で人気ののらぼう菜のレシピをご紹介します。
のらぼう菜のふりかけ
【材料】
- のらぼう菜・・・細かく刻む
- しらすやじゃこ(おかかでもOK)
- ごま油
- 炒りごま
- 醤油
細かく刻んだのらぼう菜としらすをごま油で炒めて、炒りごまを加え、醤油でお好みの味にしたら出来上がりです!
ついついご飯を食べ過ぎてしまうほど美味しいのらぼう菜ふりかけです♪
のらぼう菜のパスタ
【材料】
- のらぼう菜
- しめじ
- ベーコン
- にんにく
- オリーブオイル
- 塩・コショウ
- パスタ
フライパンにオリーブオイルを熱し、刻んだにんにくを入れて香りを出します。
そこに食べやすい大きさに切った具材を入れて炒めて、塩・コショウで味を調えて、茹でたパスタを絡めればできあがり♪
私はパスタを入れる前の具だけのものをたくさん作って冷凍しておきます。
のらぼう菜のパスタが食べたいときに簡単に食べられておすすめです!
のらぼう菜の栄養成分は?
のらぼう菜はアクもなく甘味があって食べやすい野菜ですが、栄養面でもすごいんです!
天明・天保の大飢饉の際には、栄養があって生命力が強いのらぼう菜が人々の命を救った、という記録が残っているほど!
主な栄養素をご紹介します。
のらぼう菜を食べ過ぎてもこれらの栄養素が過剰になることはないので安心してくださいね。
β-カロテン
β-カロテンは体内でビタミンAに変化します。
ビタミンAは皮膚の健康や粘膜を丈夫にして免疫力を高めたり、目の健康にも関わっています。
腸は内臓であるものの、食べ物を取り入れるという面では実は体の外側とつながっているので腸内環境が気になる人にものらぼう菜はおすすめです。
ビタミンC
ビタミンCはなんとなく体に良いと思っている人も多いと思いますが、皮膚や骨の材料になったり、免疫力UPにも欠かせません。
ストレスによって消耗されやすい栄養素なので、現代人必須の栄養素でもありますね!
他の青菜であるほうれん草や小松菜と比べてのらぼう菜には約2倍のビタミンCが含まれています。
ビタミンCは水溶性ビタミンなので体内にとどめておくことができないので、1日に数回摂取することが必要です。
毎食、ビタミンCを摂ることが健康維持につながります!
カルシウム
カルシウムは日本人に不足している栄養素のひとつです。
骨のためにも毎日コツコツ摂取することが大切です!
のらぼう菜のふりかけにすれば、美味しくカルシウムが補給できますよ。
鉄分
鉄分は体中に酸素を運ぶために必要な栄養素です。
また、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの合成にも関わっているので、鉄が不足すると精神状態が不安定になったり、貧血になったりするので、心身ともに健康でいるために欠かせません。
食物繊維
食物繊維は腸内環境を整えたり、余分な糖質・脂肪分を排出しやすくしてくれます。
のらぼう菜は火を通すことでかさが減ってたくさん食べられるので、日頃食物繊維不足を感じている人にもおすすめですよ~。
のらぼう菜は食べ過ぎるとどうなる?あく抜きしない食べ方は危険!?まとめ
旬のあやどりを酒蒸しにしました‼︎
— アラカルト料理長 (@alacarte2022) April 9, 2023
たけのこ、アサリ、のらぼう菜✨
(レシピ)
•たけのこ
•アサリ
•のらぼう菜
⭐︎酒、バター、にんにく、塩、ブラックペッパー#たけのこづくし #酒蒸し #晩ご飯 pic.twitter.com/A6A0PxQqVa
のらぼう菜は食べ過ぎるとどうなる?あく抜きしない食べ方は危険!?についてまとめました。
のらぼう菜は地域によっては珍しい野菜ということもあり、食べ方、どのくらい食べてよいのか、食べ過ぎたらどうなるのか気になることも多いかと思いますが、個人的な経験も踏まえて通常の範囲なら食べ過ぎても問題ありませんでした。
かぶの葉や大根の葉、小松菜のような感覚で使えて、栄養価も高い野菜なので、ぜひ見かけたら食べてみてくださいね♪
自分で育ててみたい人は手ぶらで行けるサポート付き貸し農園【シェア畑】 での家庭菜園もいいですよ~!
私もシェア畑を利用していますが、とにかく野菜がめちゃめちゃ美味しいです!
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